西部支部道場日記プラス

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2022年 西部名人戦① 対局者紹介

本日より2022年12月10日に行いました第44期西部名人戦の自戦記を
拙劣な文章ではございますが、投稿いたします。

以下自戦記 
この度の西部名人戦は私(塩見五段)と本池五段との三番勝負となった。

本池氏との初手合いは私が小6か中一の頃だったと思う。富益公民館で開かれていた将棋教室で初めて出会った。
私が1学年先輩だが同じ高校に進学し将棋部で切磋琢磨した仲でもある。
このように書けば聞こえは良いが、高校時代の我々の関係は川底の石のようなものでお互いに削りあって磨かれてきた。
周りからみれば喧嘩しているように思った人もいただろう。実際のところ喧嘩もしていたのだ。
喧嘩するほど仲が良いなどという言葉は当てはまらない。本池氏に負けるようなことはあってはならない。やっていることを真似してもならない。
そのようなことがあってはお墓に入った後も永遠に語り継がれてしまうと思っていた。
当時の私は未熟で、人間誰しもがいずれ大人になるということを知らなかった。
いやもし知っていたならば誤った判断を取るところであった。現在は何事にも例外はあるということを知っている。
そろそろ20年の仲になるため諸々省略するが、小学生時代の友達を今から選ぶことや増やすことは出来ない。
なんだかんだもう20年も将棋を指してくれているのは1人だけ。
この度の対戦相手となってくれたことを含め、僅かに感謝をしているかもしれない。